クロスカブ50くまモン インプレッション　~伯方(はかた）千本桜~

実は速い？クロスカブ50

元々耐久性燃費重視のエンジンであり、しかも排ガス規制の為、インジェクションが搭載されている現行カブにスピードは正直期待していませんでした。

ところがどっこい。シグナルスタートもアクセル明け気味にクラッチを繋ぐと、軽くフロントを浮かしながらダッシュできますし、シフトをポンポンあげて(4速しか無いですが)、あっという間にメーター表示速度オーバーします！！

流石に250や400ccのバイクに敵う訳ではありませんが、思っていたより「速い」。それが率直な感想でした。

最大の武器。それは「軽さ」「足つき」

バイクや車は、いかんせん馬力やトルクなどエンジン性能を語られる事が多いのですが、特にカブのような原付にその様な話は無縁です。

今回クロスカブ50に乗って感じた事。それは車両重量わずか100kgという軽さ。そしてイマドキの自転車よりベッタリ足が地面に着く「足つき性能」です。

タイヤが2本しかない為、物理的に不安定な性能を持つオートバイ。この場合「足つき」は絶対的性能と言っても過言ではありません。実際私は身長174㎝で基本問題ないのですが、久しぶりに乗ったオートバイ。

こんなに足つきがいいと絶対的な「安心感」が違います。

カブと言えばやはり「燃費」

そして一番気になる所であろう燃費です。今回まで約800km走り計4回給油しましたが、

平均燃費　59・7km

ある意味期待通りの超絶燃費です。えっ？カタログ燃費は100㎞近くあるじゃん。という声もありそうですが、アレは定速30km走行の場合ですから。私の場合、フルスロットルでこの燃費なら言うコトありません笑。

見た目が全て

人は見た目が9割という言葉がありますが、特に車やバイクは場合、機械な訳ですから見た目性能は絶対性能と言っても過言ではありません。そしてクロスカブの場合。その見た目性能は9割どころか10割です！

安かろう速かろうと言った昔の2ストスクーターと違い、絶対的性能が落ちている分、今のバイクは「見た目」はかなり重要な要素ですね。

欠点もそれなり

世の中100％と言うのは存在しないよう、当然欠点もそれなりに存在します。それはパワー。この一言に尽きるでしょう。んっ！？思ったより速かったって言ってたよね？それは、あくまで想像していたより「速かった」だけで実際は速くはありません。そこは4ストローク50ccですから、当然と言えば当然です。

パワーと同じ意味合いにもなりますが、トルクが細い　のも欠点です。1速は完全スタート用。誤って4速でスタートしようとするものなら、1000%確実に歩行者に置いていかれます(涙)。しかし、トルクが細いエンジンをシフト操作を駆使するのも又、楽しいとも言えますが。

後は、、、地味にウインカーボタンが右側ハンドルに集中。　減速→右折など、右手1本で操作しなければならない為、正直操作がわずわらしいのが事実です。その点ハンターカブ125などは左ハンドルにあるのですがね。出来たら全車統一してほしいものです。

それでもイイクロスカブ50

欠点もそれなりですが、それを補って余る程魅力のあるクロスカブ50。妄想の中でああしよう。こうしようと思うのも楽しみの一つです。その昔、カブと言えば爺さん婆さん＆商用イメージしかなく、自分の愛車は「カブ」だぜ！と言おうものなら、周囲からの嘲笑必至でしたが、今は堂々と「このバイク。私の愛車です！」と言い切れますね！

今や「カブ主」の時代ですから！　

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