その前に、もうひとつ大きな動きがありました。
まずはそちらをご報告します。順番が前後してしまいすみません。
今回挑戦したのは——
レッドブル……ではなく、レッドバブル(Redbubble)です。
※地味に紛らわしい
Redbubbleとは? オーストラリア発・世界80万人が集まる巨大POD市場
Redbubbleは、2006年にオーストラリア・メルボルンで設立された、世界最大級のプリントオンデマンド(POD)サービスです。
現在、世界中から約80万人のアーティストが登録しており、年間400万人以上の購入者が利用している巨大マーケットでもあります。
仕組みはシンプルです。
アーティストが作品をアップロードすると、
- Tシャツ
- スマホケース
- ポスター
- マグカップ
- トートバッグ
- クッション
など、100種類以上のグッズに自動展開されます。
そして注文が入ると、製造・梱包・発送・カスタマーサポート——全部Redbubble側がやってくれます。
つまり、こちらは「絵を置く」だけ。
在庫も不要。発送作業も不要。
愛媛にいながら、世界市場へ作品を並べられる。
なかなか夢があります。
Redbubbleの「すごい」ところ、4つ
実際に触ってみて感じた部分を整理すると、こんな感じです。
① 初期費用ゼロ、在庫リスクゼロ
登録無料。作品アップロード無料。
売れなければ費用も発生しません。
個人クリエイター最大の敵って、実は「在庫」なんですよね。その恐怖がゼロ。これは本当に大きいです。
② 1枚の絵が”100商品”になる
実際にアップロードした瞬間、Tシャツになり、スマホケースになり、ポスターになり、ステッカーにもなる——ちょっと感動しました(笑)
描く作業は1回。でも販売機会は100倍以上。
この拡張性は、日本国内サービスにはなかなか無い感覚です。
③ 世界中へ届く
Redbubbleは世界16か所に生産拠点を持っています。
つまり、私が愛媛で描いた作品を、アメリカの誰かがTシャツとして着る可能性がある。
BASEなど国内サービスとは、スケール感がまったく違います。これは正直、ちょっとロマンがあります。
④ 利益率を自分で設定できる
商品ごとの基本価格に対して、自分で利益率(マージン)を0〜99%の範囲で上乗せできます。
「どれくらい利益を乗せるか」を自分で調整できるわけです。
売上は毎月15日にPayPalまたは銀行振込で支払われます。※最低支払い額は20ドル
実際に登録してみた
登録自体は驚くほど簡単でした。
メールアドレスとパスワードを入力するだけで、アカウント作成は完了。INPRNTのような事前審査もありません。
英文プロフィールはClaudeに相談
プロフィールの英文バイオは、Claudeに手伝ってもらいました。
「大正ロマン」「ダークロマンティシズム」……この辺りを、英語圏でも伝わる表現へ変換。英語ゼロの私でも、数分でそれっぽいプロフィールが完成しました。
AI時代、すごい。
タグもClaudeに相談
作品登録もかなり簡単でした。画像をアップして、タイトル・タグ・説明文を入力するだけ。
特に助かったのがタグです。Claudeに「英語圏の人が検索しそうなタグを考えて」と頼むと、かなり実用的な候補を出してくれます。
こうして、代表作「サロメ」を含む9作品を登録しました。
登録直後に待っていた「404の壁」
さて。作品登録を終えて、「Analyticsでも見てみるか」と思った瞬間——事件が起きます。
クリック。
404。
アカウント設定。
404。
URL直打ち。
404。
……。
551なら嬉しいのですが、404はちょっと困ります。
※関西の方にしか伝わらないネタ
「えっ、登録失敗した?」と焦った結果
少し焦ったのですが、ダッシュボードは正常で、作品数も9点表示されており、公開ページも存在している——つまり、完全に壊れている感じではない。
そこでClaudeに状況を説明したところ、すぐに原因が判明しました。
原因は「審査待ち期間」だった
Redbubbleでは、新規登録後にStandard / Premiumの分類審査が自動で行われます。
その審査期間中(最大5営業日)は、AnalyticsやAccount Settingsなど一部ページが404になる仕様らしいのです。
……なるほど。焦って損しました(笑)
ちなみに、審査中でも作品は普通に公開されており、購入も可能とのこと。つまり、待っている間にも売れる可能性はあります。
INPRNTとRedbubble、かなり別ジャンルだった
触ってみて一番感じたのは、この2つはそもそもコンセプトが違うということでした。
- INPRNT → 「アート作品を飾る場所」。アート好きの人が高品質なプリントを求めて来る。
- Redbubble → 「アートをグッズ化して広げる場所」。日用品としてアートを楽しみたい人が来る。
個人的なイメージはこんな感じです。
- INPRNT → “アートの聖地”
- Redbubble → “グッズの巨大モール”
INPRNTでは「飾りたい人」、Redbubbleでは「使いたい人」へ届く。
この二段構え、かなり面白いと思っています。
日本人アーティストは、実はかなり少ない
Redbubble全体では約80万人が登録しています。ただし、日本人アーティストは極めて少ない。
各種AI調べでは、全体の1〜2%以下とも言われています。しかも、日本語の体験記がほぼありません。
つまり今はまだ、「先行者利益」が残っている段階かもしれません。
正直に書きます。Redbubbleのリスク
ここまで良い話を書いてきましたが、当然デメリットもあります。都合の良い話だけ並べるのはフェアじゃないので、正直に書きます。
① 思ったより利益は少ない
これが現実です。
50ドルの商品が売れても、実際の取り分は5ドル前後、なんてことも普通にあります。利益率を上げれば価格が高くなって売れにくい。このバランスはかなり難しいです。
② 競合が80万人いる
80万人いるということは、ライバルも80万人いるということです。
何も考えずに投稿すると、普通に埋もれます。タグ・タイトル・説明文の最適化はかなり重要そうです。
③ 規約変更リスク
これが一番重要です。
実際、2023〜2025年にかけてRedbubbleは複数回の仕様変更を行い、「アーティスト不利になった」と海外ではかなり話題になりました。
プラットフォーム依存の怖さを、かなり感じます。
それでも私がRedbubbleを使う理由
リスク込みでも、登録する価値があると思っています。理由はシンプルです。
「海外市場に作品を置く経験」自体に価値があるから。
初期費用ゼロ。在庫なし。それで世界へ作品を並べられる。
そして何より大事なのが、“ひとつに依存しないこと”です。
- INPRNT
- Fiverr
- Redbubble
- Displate
複数の場所に作品を置く。どこかがダメになっても、全部は崩れない。
これが、このブログでずっと追いかけている「複数の柱を持つ副収入」の考え方です。
現在:審査通過。でも売上はまだゼロ
その後、無事に審査が通過しました。9作品、ちゃんと世界市場に並んでいます。売上はまだゼロ。
でも今は、「種まきの時期」だと思っています。
INPRNTも、Fiverrも、最初は何も起きませんでした。
積み上げるしかない。
日本人がほとんどいない海外プラットフォームに、ひとつずつ作品を置いていく。
その記録自体が、このブログの価値になる気がしています。
そしていつか、「あの時、種を撒いておいて良かった」と思える日が来る。そんな気がしています。
次回予告
次回・第9回は、あらためて予告していた
「Fiverrギグ改善編」
をお届けします。
- サムネイル改善
- タグ見直し
- 説明文修正
- Claudeとの試行錯誤
全部リアルに書く予定です。引き続き、応援よろしくお願いします!

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