「Displate格闘記【前編】なぜ2ヶ月もログインできなかったのか」【海外副業記 第18回】

Displateのログイン画面と鍵、Gmailのメールアイコンを描いたイラスト。海外副業記第18回Displate格闘記前編のアイキャッチ画像
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この記事でわかること

  • 2ヶ月間、なぜ自分のアーティストアカウントにログインできなかったのか?
  • 開発者ツールの画面まで送ってサポートと格闘した結果、判明した「まさかの事実」とは?
  • 八方塞がりだった状況を、どうやって突破したのか?

今回は、海外副業記の中でも「一番手こずった」と言っていいプラットフォームDisplateのお話です。

目次

Displateってどんなサイト?

Screenshot

「Displate(ディスプレイト)」という名前を、初めて聞く方も多いと思います。まずは簡単にご紹介します。

運営国 ポーランド(本社:ワルシャワ)
設立 2013年(3人の友人が創業)
商品 金属製アートポスター(メタルポスター)
特徴 壁に磁石で貼るだけ。額縁や工具が不要
ライセンス スター・ウォーズ、マーベルなど200以上のブランドと提携
アーティスト 世界4万人以上が作品を販売
販売実績 累計1,100万枚以上、50カ国以上へ発送

日本ではまだあまり知られていませんが、ヨーロッパ発で世界規模に成長している「メタルポスター専門」のオンラインマーケットプレイスです。作品が採用されれば、額縁なしでそのまま壁に飾れるアートとして、世界中の人に届けられます。……そのはずでした。

ところが実際は、作品をアップロードする以前に、自分のアカウントへログインすることすらできなかったのです。しかも、その状態が約2ヶ月も続きました。

たどり着くのは、いつも「コレクター」の部屋

「Displate(ディスプレイト)」という名前を、初めて聞く方も多いと思います。まずは簡単にご紹介します。
入口はこのログイン画面から

Displateへの登録自体は以前から済ませていました。アーティストとして作品をアップロードするには、ログイン後に「My Artist Profile(マイ・アーティスト・プロフィール)」へアクセスする必要があります。

ところが、Googleアカウントでログインすると、毎回表示されるのは「コレクター」用の画面。並んでいるメニューは、

  • My Displates
  • Wishlist & Sets
  • Gallery

の3つだけ。肝心の「My Artist Profile」はどこにもありません。作品を登録する画面も、売上を確認する画面も見当たりません。

ログインすると出てくるのは、いつもこの画面。My Displates・Wishlist & Sets・Galleryだけが並び、目当てのMy Artist Profileはどこにもない

ところが不思議なことに、アーティストプロフィールのURLを直接入力すると、そのページ自体は表示されるのです。作品を並べる棚もちゃんとある。それなのに通常のログイン手順では、必ずコレクター画面へ戻されてしまう。

同じ会員証を持っているのに、なぜか毎回違う部屋へ案内される。そんな不可解な状態が、ずっと続いていました。

サポートに助けを求める

自力での解決を諦め、AIの力を借りてDisplateのサポートへ問い合わせました。「Googleアカウントでログインすると、アーティストプロフィールではなくコレクター画面が表示されてしまう」という状況を英語で説明して送信。もちろん英文メールはAI作です笑

すぐに自動返信が届きました。「対応まで最大4営業日いただきます」という案内と一緒に、サポートスタッフとして働いている猫「Puszek」の写真まで添えられていました。

海外らしい遊び心に少し和みながら、本物の担当者からの返信を待つことにしました。

「別ブラウザで、Cookieを削除して試してください」

数日後に届いた最初の回答は、よくある切り分けでした。「別のブラウザで、Cookieを削除した状態でもう一度試してください」。

サポートから届いた最初の回答。アカウントメニューの開き方を案内されたが……
コンソールとネットワークタブのスクショを、こんな風に撮ってほしいと言われた

正直、これで直るとは思えませんでした。それでも念のため、 AIと共に徹底的に検証してみることにしました。Chromeのシークレットウィンドウを開き、キャッシュもCookieも一切残っていない状態から、直接アーティストプロフィールのURLへアクセス。そこからGoogleログインをやり直します。

結果は……まったく同じ。何度試しても、案内されるのはあのコレクター画面でした。

ここで少し意地になりました。Chromeの開発者ツール(DevTools)を開き、Console・Networkのスクリーンショットまで撮影。さらに、「ブラウザやCookieではなく、Googleアカウントとアーティストアカウントがサーバー側で正しく紐付いていないのではないでしょうか」という自分(&AI)なりの仮説も添えて、追加で送ることにしました。

シークレットモードでの検証結果を、こんなに詳しく書いて送った(AI制作だけど)

しかしDisplateのために開発者ツールを開く日が来るとは思いませんでしたが笑

届いた回答に、思わず二度見

届いた回答。まさかの「別メールアドレスで作成されている」

数日後、ようやく返ってきた回答には、予想もしなかったことが書かれていました。

「あなたのアーティストアカウントは、別のメールアドレスで作成されています」

だから、普段使っているメールアドレスでログインすると、アーティストプロフィールではなく、一般ユーザー(コレクター)のアカウントが表示されている。

……え? 別のメールアドレス? そんな覚えは、まったくありません。

さらに追い打ちをかけるように、こう続きます。「2つのアカウントを統合することはできません」。

つまり、目の前に存在しているアーティストアカウントは、自分が普段使っているアカウントとは別物。しかも、今から統合することもできない。ここまで調べた結果が、「そもそも別アカウントでした」という、まさかの結論でした。

幸い、失うものはなかった

ここで唯一の救いがありました。そのアーティストアカウントには、作品がまだ1点も登録されていなかったのです。もし何十作品もアップロードしていたら、かなり落ち込んでいたと思います。

「統合できないなら、新しく作ればいい」。そう気持ちを切り替え、その日のうちに新規登録へ進みました。

登録フォームで、また新たな壁

普段使っているメールアドレスで登録フォームを入力し、送信。すると、今度はこんなエラーが表示されました。

「このメールアドレスは、すでに一般ユーザーとして登録されています」

……ですよね(笑)。どうやら、普段使っているメールアドレスは「コレクター用アカウント」として既に存在していたようです。

同じメールアドレスは使えない。新しいメールアドレスを作るのも面倒。そのときAIが秘策を教えてくれたのでした!!

自分一人なら・・・この時点で完全に詰んでましたね笑

Gmailの小技で突破する

Gmailには、「メールアドレス+好きな文字列」という形式でも、同じ受信箱へメールが届く仕組みがあります。例えば、example@gmail.com なら、example+displate@gmail.com として登録しても、受信するメールはどちらも同じGmailへ届きます。

登録したメールアドレス 実際に届く受信箱
example@gmail.com(普段使い) example@gmail.com
example+displate@gmail.com ↑と同じ、example@gmail.com

今回はDisplateの「同じメールアドレスでは二度と登録できない」という壁を越えるために使いましたが、この「+」を使う小技は、実は他の場面でも地味に役立ちます。

こんな時に こう使う
同じサイトに2つ目のアカウントを作りたい example+sub@gmail.com で新規登録
どのサービスからの迷惑メールか調べたい サービスごとに example+サービス名@gmail.com で登録し、送信元を特定
キャンペーンやメルマガを整理したい example+news@gmail.com 宛のメールだけ自動振り分けフィルタを設定
お試し登録で本アドレスを知られたくない example+trial@gmail.com で登録(新しいメールアドレスを作る手間なし)

特別なアプリも設定変更も不要で、Gmailなら誰でもすぐに使える方法です。今回のように「アカウント統合不可」と言われて詰んだときの、最後の抜け道として覚えておいて損はないと思います。

この方法で登録すると、Displate側では別のメールアドレスとして認識され、無事に新しいアーティストアカウントを作成できました。ニックネームも希望どおり取得でき、プロフィールやアバターの設定まで一気に完了。

正直、「別メールアドレスで作成されています」と言われたその日に、自分でも“別メールアドレス”を使って新規登録することになるとは思いませんでした(笑)。しかし約2ヶ月間止まっていた時計が、ようやく動き出した瞬間でした!!。

前編のまとめ

2ヶ月間ログインできなかった原因は、アーティストアカウントが最初から別のメールアドレスで作成されていたことでした。シークレットモードや開発者ツールまで使って検証しても解決せず、サポートからは「統合不可」という回答。さらに新規登録でもエラーにぶつかりましたが、Gmailの「+アドレス」という小技を使うことで、ようやく新しいアーティストアカウントを作成することができました。

ただ、アカウントができただけでは、まだスタート地点に立っただけです。次回はいよいよ作品をアップロードします。

……ところが、そこにもDisplateならではの高いハードルが待っていました。その続きは、後編でお話しします。

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Displateのログイン画面と鍵、Gmailのメールアイコンを描いたイラスト。海外副業記第18回Displate格闘記前編のアイキャッチ画像

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この記事を書いた人

コロナ禍をきっかけに絵を約40年ぶり?に描き始める。「心に残る1枚を」をテーマに色々なジャンルで絵を描いてます。

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