54歳サラリーマンがfreeeで開業届を出してみた│AIの一言で個人事業主になった話

54歳サラリーマンが個人事業主になった日のアイキャッチイラスト
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私は、30年以上サラリーマンを続けてきました。隠れてバイトをしたことはある(笑)でも本格的な副業なんて、考えてもいませんでした。そんな私の意識を変えたのは、AIからのある一言でした。

「開業届、出しておいた方がいいですよ」

……え、私が?

そのとき私がやっていたのは、イラストをいくつかの海外プラットフォームに登録し始めたばかりの段階。売上はほぼゼロ。
「しっかり稼げるようになってから考えよう」と思っていたし、絵の1枚も売れていない人間が開業なんて、おこがましいとすら思っていました。

だから最初は聞き流しました。

でも、改めてAIに「開業するメリット」を聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

「iPad、Procreate、サーバー代、AI利用料……副業のために使っているお金、意外とありますよね?事業に使っている部分については、経費として計上できるんです」

本当に?それは塵も積もれば、で意外とある。
だったら一度、ちゃんと「事業」として向き合ってみようか。

AIに背中を押されるとは思っていなかったけれど、これが私の開業への第一歩でした。

そう思って実際に提出したのが、2026年5月27日のこと。
届け出た開業日は、さかのぼって4月22日としました。

その日、私は「もりらんくる」の屋号で、正式に個人事業主になりました。

今回は、その開業届提出までの一部始終を正直に書いてみようと思います。
途中で盛大につまずいた話も、AIに何度も助けられた話も含めて(笑)。

目次

開業届って何?なぜわざわざ出すの?

開業届とは、「私、事業を始めました」と税務署へ届け出る書類のことです。
正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」といいます。副業であっても、継続的に収益を得る活動をしているなら提出できます。

では、なぜ私が出したのか。理由は大きく2つあります。

① 最大65万円の青色申告特別控除が受けられる

開業届と合わせて「青色申告承認申請書」を提出すると、青色申告が利用できるようになります。
帳簿付けなどの条件はありますが、最大65万円の控除を受けられるのは非常に大きいです。
副業収入が増えてきたとき、この差は確実に響いてきます。

そもそも「控除」って何?

「控除」という言葉、なんとなくわかっているようで、実はよくわからない——そんな方も多いと思います。私もそうでした。

簡単に言うと、「税金を計算する前に、所得から差し引いていいお金のこと」です。

白色申告と青色申告で、課税対象の所得がどう変わるか見てみましょう。

白色申告青色申告(65万円控除)
副業収入100万円100万円
控除額0円▲65万円
課税対象の所得100万円35万円

同じ100万円の収入でも、青色申告なら税金を計算するための元になる所得を65万円減らせます。
65万円に直接税金がかからなくなるわけではなく、税金の「計算の土台」が小さくなるというイメージです。
副業収入が増えれば増えるほど、この差はじわじわ大きくなっていきます。

難しく考えなくても大丈夫。「同じ収入でも、青色申告の方が税金を少なくできる制度」——まずはそれだけ覚えておけば十分です。

② 「趣味」から「事業」へ、意識が変わる

実は、私にとってはこちらの理由の方が大きかったですね。

正直、開業届を出した瞬間に収入が増えるわけではありません。売上はゼロのまま。
でも、気持ちは確実に変わりました。

なんとなく続けていた副業が、「自分の事業」になる。
これは思っていた以上に大きな変化でした。

「副業している人」から「事業をしている人」へ。
書類一枚で、自分の中のラベルが張り替えられた感じがしました。
不思議なもので、それだけでサボれなくなる(笑)。

「freee開業」を使ってみたら、拍子抜けするほど簡単だった

税務署へ直接行って手続きする方法もあるのですが、自分は面倒だったので、税務署に行かない方法をAIに聞いたら(笑)、無料で開業届を作成できるサービスを教えてくれました。
それが「freee開業」です。

質問にポチポチと答えるだけで、

  • 開業届
  • 青色申告承認申請書

の2枚を自動作成してくれます。

入力した内容はこんな感じです。

  • 屋号:もりらんくる
  • 開業日:令和8年4月22日
  • 職業:イラスト制作・販売、ブログ運営
  • 所轄税務署:松山税務署
  • 青色申告:申請あり

ここまでにかかった時間は10〜15分程度。
「え、これだけ?」と拍子抜けするほど簡単でした。

問題は、ここからでした。

読めない!QRコード格闘事件

書類作成後、そのまま電子申告のステップへ進みました。ここまでは順調。
パソコン画面にQRコードが表示され、「スマホで読み込んでください」との指示が出ます。

……読めない。
何度やっても読めない。
距離を変える。角度を変える。画面を明るくする。
それでも一向に読み込まない。

ここぞとばかりにAI発動!
画面をスクショしてAIに読み込むと、あっさりこんな回答が。

「freee電子申告アプリのQRコードリーダーをご利用ください」

なんだ……専用アプリだったのか。
そうなんです。私は普通にiPhoneの標準カメラで読み込もうとしていたんです。

App Storeから専用アプリを入れて読み込むと、一瞬でピロリンッと成功しました。
開業届の提出まで、AIには最初から最後まで助けてもらっていますね(笑)。

自宅でかんたん完結。マイナポータルとの連携

気を取り直して、マイナポータルとの連携へ。
流れとしては以下の通りです。

  1. freee電子申告アプリでQRコードを読み込む
  2. マイナポータルアプリが自動起動する
  3. マイナンバーカードをスマホの背面にかざす
  4. 暗証番号(4桁)を入力する
  5. 提出ボタンを押す

たったこれだけ。
カードの読み取り位置が少しシビアでしたが、ゆっくりかざすことで無事に認証完了。

そして画面に表示されました。
「電子申告・申請を提出しました」

思わず「おぉ……」と声が出ました。
税務署へ行くこともなく、自宅のソファに座ったまま個人事業主が誕生した瞬間でした。

提出後に感じた「サボれない」というプレッシャー

翌日。freeeの画面で確認すると、無事に受理されていました。
同時に提出した青色申告承認申請書も受理済み。
これで正式に個人事業主です。

正直に言います。収入は何も変わっていません。売上が突然増えたわけでもありません。

でも、気持ちは明確に変わりました。

税務署に名前と屋号を登録された、という事実。
それだけで、不思議と背筋が伸びました。
「もう趣味ですとは言えないな」と思いました。

「副業している人」から「事業をしている人」へ。
少なくとも自分の中では、確かにパラダイムシフトが起きました。
税務署に事業者として登録されたと思うと、不思議とサボれなくなるから面白いですね(笑)。

そして改めて思いました。
あのとき、AIの一言を聞き流さなくてよかった、と。

まとめ:AIに背中を押されて、個人事業主になった

開業届の提出は、想像していたよりずっと簡単でした。
マイナンバーカードさえあれば、自宅から1時間もかからず手続きが完了します。

副業収入がまだ少なくても、

  • 青色申告の準備ができる
  • 事業としての意識・覚悟が持てる
  • 将来の土台が作れる

といったメリットは十分にあります。

そして今回、改めて感じたのはAIの存在の大きさです。
開業を勧めてくれたのもAI。freeeを教えてくれたのもAI。QRコードの謎を解いてくれたのもAI。
54歳の私が個人事業主になれたのは、半分くらいAIのおかげかもしれません(笑)。

そして何より——。
54歳の私でも出せました。
あなたも絶対、出せます。

もし今「開業届、気になっているけどまだ出していない」という方がいたら、ぜひ一度AIに相談してみてください。
きっと、背中を押してくれますから。

次回予告

無事に開業届を出した私が、次に直面したのが「事業用口座」と「会計ソフト」の準備。
もちろんここでも、AIに相談しながら進めました。

私が選んだのは、【楽天銀行 × マネーフォワード クラウド】の組み合わせ。

なぜこの2つにしたのか?実際に使ってみてどうだったのか?
次回は、54歳副業初心者のリアルな体験を赤裸々に書いてみようと思います。お楽しみに!

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この記事を書いた人

コロナ禍をきっかけに絵を約40年ぶり?に描き始める。「心に残る1枚を」をテーマに色々なジャンルで絵を描いてます。

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