📝 この記事でわかること
- 数か月運用してみて、結局どのプラットフォームが一番使いやすかったのか?
- 登録のしやすさや画像の審査基準は、プラットフォームごとにどう違うのか?
- 今の自分が、これから力を入れたいのはどこなのか?
こんにちは、もりらんくるです。
これまで「海外副業記」では、INPRNT、Redbubble、FAA(Fine Art America)、Displate、Fiverrと、海外プラットフォームへの登録や作品公開の様子を、一つずつ格闘記として書いてきました。
今回は一度立ち止まって、実際に使ってみてどうだったのかを、5社まとめて比較してみたいと思います。
決して「おすすめランキング」ではありません。
実際にアカウントを作り、作品をアップロードし、エラーに遭遇し、反応を見てきた上での、現時点での個人的な感想です。
なお、この記事では売上金額については扱いません。
金額については「副業とお金のリアル」シリーズでまとめているので、今回は純粋に、
「使いやすさ」「登録・投稿の手間」「反応」
に絞ります。
5社をまとめて比較してみました
※あくまで、私自身が実際に使ってみた範囲での評価です。
※INPRNTは初回審査に落選後、再申請で合格。FAAはログイン申請で何度かつまずき、Displateもアカウント周りでトラブルがありました。
それでは、一つずつ振り返ってみます。
INPRNT:作品審査が必要。実は1回落ちています

NPRNTは、誰でもすぐに作品を登録できるわけではなく、
作品審査を通過する必要があります。
実は私、最初の審査に落ちました。
理由の詳しい説明はなく、「基準を満たしていません」という通知だけ。
正直、結構へこみました。
そこで一度ポートフォリオを見直し、
「どの作品が自分らしいのか」
「どの作品を見てもらいたいのか」
を考えながら、掲載作品を厳選し直しました。ここもAIと相談しながら進めました。
そして2回目の審査で、無事に合格。
審査を通過してからのアップロード作業は、5社の中でも比較的スムーズでした。
ただ、いくつかつまずいた点もあります。
一つは、Procreateのカラープロファイル。
通常のJPEGでは色味の問題があり、sRGBに変更してから書き出す必要がありました。
さらに、ファイルサイズが小さすぎるとして弾かれるエラーにも遭遇しました。
タグは英語のみ対応で、日本語は使えません。
一方で、SNS的な機能は比較的少なく、フォローやお気に入りなど、作品を公開した後の反応を追いかける楽しさはそれほど強くありません。
また、INPRNTには閲覧数やインプレッションを確認する機能自体がありません。
他のプラットフォームならダッシュボードなどで、
「何人見てくれたのか」
を確認できます。
INPRNTでは、そうした数字が見えない。
売れるまで反応が分からないというのは、正直ちょっと寂しいところです。
ただ、面白い仕組みもあります。
審査を通過したアーティストは、今度は新規参加者の作品を審査する側に回れるのです。
自分が「見られる側」だったのが、今度は「見る側」にもなる。
世界中から届く作品のクオリティを実際に見ることができるのは、なかなか新鮮な体験でした。
全体としては、単純に作品を大量に並べるというより、作品のクオリティや世界観を重視している印象があります。
Redbubble:不具合はあるが、反応が一番早かった

Redbubbleは、なぜかPremium認定を受けられたこともあり、比較的力を入れて作品登録を進めてきたプラットフォームです。
ただし、保存直後にタグがすべて消えてしまう不具合に何度か遭遇しました。
編集画面を開き直して再保存すると直ることが多かったのですが、最初は原因が分からず戸惑いました。
それでも、5社の中で最初に「お気に入り(Favorited)」がついたのはRedbubbleでした。
これは素直に嬉しかったです。
ただ、その後の伸びには少し苦戦しています。
INPRNTと比べると比較的敷居が低く、初心者が海外向け販売を始める入口としては、かなり取り組みやすいプラットフォームだと思います。
一方で、Redbubble全体を見ていると、私のような写実寄りの作品よりも、デザイン性の高いPOPな作品が多い印象があります。
その点が、数字が伸びない原因なのかも……。
知らんけど(笑)。
FAA:世界最大級のアートマーケットの一つ。訪問者数も着実に増えている

FAA(Fine Art America)は、世界最大級のアートマーケットの一つと言われています。
そのため、私の中では現在、一番力を入れているプラットフォームと言っても過言ではありません。
理由は、訪問者数が着実に増えているからです。
しかも毎週、週間ランキングとして、「自分の作品に、どこの国から何人見られたのか」という情報がメールで届きます。これが結構、モチベーションになります。
日本で描いている自分の作品を、海外のどこかで誰かが見ている。
それが数字として確認できるのは、やはり嬉しいものです。
登録当初はログイン周りで何度かつまずき、四苦八苦しました。
でも、一度使えるようになってしまえば、作品のアップロードはかなりシンプル。
特に便利だと感じたのが、タグをまとめて登録できることです。
他のプラットフォームでは、一つずつ入力する必要があるところもあります。
その点、FAAは作品数を増やしていく作業が比較的スムーズです。
また、画像サイズについても比較的柔軟で、他のプラットフォームでファイルサイズの問題に遭遇した画像でも登録できました。
余計なところで悩まず、「とにかく作品数を増やす」ことに集中しやすい。
これも、私がFAAを評価している理由の一つです。
Displate:一番手強かった。でも、日本文化との相性は気になる

Displateは、5社の中で間違いなく一番手こずりました。
最低解像度2900×4060px、比率1.4:1という厳しい画像要件があり、最初のアップロードではサイズ違いや低解像度で何度も弾かれました。
アカウント周りでも、かなりトラブルがありました。
誤って2つのアカウントを作ってしまい、これは完全に自分のミスなのですが、英語だらけで最初はよく分からず……(笑)。
試行錯誤の末、最終的には新しいアーティストアカウントを作り直すことになりました。
さらに、一度公開された作品が、理由が分からないまま「Deactivated」になったこともあります。
正直、「ここまで苦労するのか……」と思いました。
というか、途中で投げ出そうかと思いました(笑)。
ただ、Displateには「Japan Aesthetic」というカテゴリがあります。
日本文化をテーマにした作品を制作している自分にとって、これはかなり気になるポイントです。
現時点では、まだ十分なデータがありません。
そのため、「日本文化作品なら売れる!」
とまでは言えません。
ただ、日本文化モチーフと相性が良い可能性はある。
これはもう少し試してみたいところです。
手間はかかりますが、もう少し作品数を増やして反応を見てみたいプラットフォームです。
Fiverr:そもそも、他の4社とはゲームが違う

Fiverrは、今回比較した5社の中で少し特殊な存在です。
INPRNT、Redbubble、FAA、Displateは、基本的に作品を並べておき、誰かに見つけてもらうタイプ。
一方Fiverrは、「私はこういう絵を描けます」
というサービス(ギグ)を出品し、直接依頼を待つ仕組みです。
いわば、海外版ココナラのようなイメージです。
基本登録の敷居は低い方だと思います。
ただ、プロフィール設定など入力項目が多く、正直ここは面倒でした。
ここもAI翻訳を使いながら、一つずつクリアしていきました。
ただ、表示回数(インプレッション)やクリック数は、現時点ではまだ少ない状態です。
とはいえ、これだけで「Fiverrはダメ」と判断するのは早いと思っています。
そもそも、Fiverrは戦い方が違います。
作品を置いて待つだけではなく、定期的に、
- ギグのタイトル
- サムネイル
- 説明文
- 価格設定
- 検索対策
- 実績
- レビュー
などを改善していく必要があります。
つまりFiverrは、
「作品を展示する場所」というより、「仕事を取りに行く場所」なのだと思います。
今のところの実感
ここまで実際に使ってみて、現時点での感想をまとめると、こうなります。
品格や芸術性を重視するなら、INPRNT。
審査を乗り越える必要があります。でも、その先には独特のステータス感があり、自分自身が新規参加者の作品を審査する側になれる面白さもあります。
手軽さで選ぶなら、Redbubble。
登録や作品アップロードで大きく悩むことが少なく、作品数を増やしやすい。初心者が海外向け販売を始める入口としては、かなり取り組みやすいと思います。
アクセスや作品への反応を確認しやすいのは、FAA・Redbubble。
FAAでは訪問者数や国別のアクセス、Redbubbleではお気に入りなど、それぞれ違った形で作品への反応を見ることができます。
今後の伸びに期待しているのは、FAA。
派手な反応ではありませんが、訪問者数が着実に増えていることを評価しています。
日本文化という自分の得意分野で期待しているのは、Displate。
まだ判断するには早いものの、「Japan Aesthetic」というカテゴリがある点は気になります。
他とは違う戦い方が必要なのは、Fiverr。
ここだけは、「作品を置いて待つ」という考え方を変える必要がありそうです。
結局、どこに力を入れるのか?
では、結局どこが一番良かったのか。
正直、今の段階では1社に決めるつもりはありません。
海外プラットフォームは、それぞれ仕組みもユーザー層も違います。
だから今は、
全社並行で続けながら、反応の良いところに少しずつ力を寄せていく。
この方針で考えています。
現時点では、特にFAAとRedbubbleへの露出を増やしていくつもりです。
そしてDisplateについても、もう少し作品数を増やして、日本文化系の作品がどこまで反応するのかを見てみたい。
Fiverrについては、作品を追加するだけではなく、ギグそのものを改善する必要がありそうです。
ただし、これは
「FAAとRedbubbleが絶対に優れている」
という意味ではありません。
あくまで、今の自分の作品と相性が良さそうだと感じている2社ということです。
まとめ
数か月前の自分は、
「とりあえず海外で作品を売ってみよう」
というところからスタートしました。
実際に登録してみると、簡単なところもあれば、思った以上に手こずるところもありました。
でも、5社を使ってみて分かったことがあります。
「一番良いプラットフォーム」は、人によって違う。
自分のように日本文化や大正浪漫をテーマにするなら、また違った答えになるかもしれません。
まだ、売上という意味では十分な結果は出ていません。
それでも、「どこが自分の作品と相性がいいのか」を少しずつ探している段階です。
今はFAAとRedbubbleを軸にしながら、Displateには日本文化系の作品を追加し、Fiverrではギグそのものを改善していく。
そんな形で、もう少し続けてみようと思います。
いつか、「結局ここが一番良かった」と言える日が来るのか。
それも含めて、これからの「海外副業記」で報告していきたいと思います。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

コメント