「英語ゼロでもAIが通訳してくれる」って。あれ、本当のことです。
でも、全部じゃありません(笑)
今回は、AIでも解決できなかったこと。
恥ずかしかったこと。
笑えない現実。
その全部を、正直にお話します。
① AIが作った英語、合っているかどうか「わからない」問題
前回、Claude(クロード)は「優秀な通訳」だと表現しました。でもそもそも、英語ゼロの自分には、AIが出力した英語が正しいかどうか判断できないという根本的な問題があります。
例えば、Claudeから「こういうタグが海外バイヤーに刺さりますよ」と提案されても、本当に刺さっているのか、刺さっていないのか。
……売れていないから、確認のしようがないんです。
とりあえず信じるしかない。
でも、Claudeはアメリカ生まれだから、1000%自分よりは信じられます(笑)
② Fiverrには独自ルールがあった! でも英語ゼロには読めない
Fiverrのギグ(出品サービス)のタイトルを作ったときのこと。
Claudeに頼んで英語タイトルを作ってもらい、こんな文章が返ってきました。
「I will draw a taisho showa retro portrait illustration in japanese anime style」
(ん? anime style? アニメじゃないんだけどな……)
そう思いつつも、英語がわからない自分は「きっとネイティブ的にはこの表現が正しいんだ」と信じ、コピペしてEnterキーを押しました。
……やっぱりエラーが出た。
「ほら! やっぱりanime styleじゃないから弾かれたんだ!」と確信し、どこが問題なのかをClaudeに問い詰めてみました。すると……
「Fiverrのタイトルには『I will』を入れてはいけないというルールがあります(※システム側で自動入力されるため)」
そんなルール、どこに書いてあるんだ!?
と言うか、anime styleの表現は間違っていなかったのか(笑)
「英語ゼロ」というのは、「英語が書けない」だけじゃない。
「英語で書かれたサイトのルールが読めない」ということでもあるんです。
仕方ないですよね。私、中学時代の英語の通信簿「2」でしたから(笑)
③ 海外から問い合わせが来た!と思ったら詐欺だった件
ある日、自分あてに直接、英語のメッセージが届きました。
「あなたの作品はすばらしい!! 是非私のコレクションに加えたいと思っています」
……心臓が飛び跳ねました!!
ついに来た。海外コレクターからの問い合わせ。数か月の努力が実った瞬間です。
早速、喜びの返信をしようとしました。「ありがとうございます!ぜひよろしくお願いします!」と。
……でも、送信ボタンを押す前に、ふと手が止まったんです。
念のため、届いたメッセージをClaudeに貼り付けて確認したところ……
「これは詐欺メールです。典型的なアートコレクター詐欺のパターンです」
と即答。理由を聞いてみると、言われてみれば確かにその通りでした。
- どの作品が好きか一切書いていない。
- 送信者の名前以外の身元情報がゼロ。
- そもそも「コレクション」が何なのか不明。
- 褒め方がやたらと抽象的。
一瞬でも喜んで、舞い上がった自分が恥ずかしかった。
でも、英語が読めないと、こういう怪しさに気づくのも一足遅れてしまう。
これが「英語ゼロ」の現実でしたね。
④ 詐欺メールから得た、逆転の?発想
詐欺メールと言えば、Fiverrを始めた当初、笑えないほど山のように詐欺メールが来ました。
(詳しくは海外副業記・第4回にも書いています)
注文の通知が来るたびにドキドキして、開けたら詐欺。それが何度も続きました。毎日のことだったので、途中からはすっかり慣れましたが。
でも、ある日気づいたんです。
詐欺が来るということは、自分のページが「見られている」ということ。
詐欺師だって、反応が取れそうなアクティブな出品者を狙います。まったくアクセスがない廃墟ページには、詐欺すら来ないんです。
そう思えるようになってからは、海外からのメールにいちいちドギマギしなくなりました。これが一番の収穫かもしれません。
……と思っていたら、最近はその詐欺メールすらパッタリ来なくなってしまいました。
どこか寂しさを感じてしまうのはなぜ? 人間とは不思議な生き物です。
⑤ 翻訳できても、わからないことがある
Redbubble(レッドバブル)に登録して、他のクリエイターの作品を眺めていたときのこと。人気上位の作品に、いくつかコメントがついていました。
気になって、Claudeに翻訳してもらいました。
「Beautiful work!(美しい作品!)」
「Love the colors!(この色、好き!)」
「This is stunning!(これは素晴らしい!)」
……英語ゼロの私でも、なんとなく意味はわかります。
でも、それ以上の「深いニュアンス」がわからない。
日本語のコメントなら、「この陰影の入れ方が好き」「背景の空気感が絶妙」みたいな具体的な言葉の端々から、自分の絵の「何が」刺さったのかを理解できます。
でも英語だと、翻訳を通しても、ストレートな「美しい」「色が好き」という表面的な言葉で止まってしまう。
何がどう刺さったのか、正直まだよくわからない。
翻訳はできる。しかし、その奥にある真意までは読み取れない。
AIは言葉の壁を越えてくれるけれど、文化の解像度までは上げてくれない。
そんなもどかしさを感じています。
⑥ 一番恥ずかしかった話。自分はただの「コピペ係」だった
FAA(Fine Art America)のサポート窓口とメールでやり取りをした時のこと。
「無事に返信が来て、問題が解決した」——それは事実です。
でも、実際の裏側の流れはこうでした。
サポートから英語で返信が来る。
↓
英語がわからないので、ノールックでClaudeに貼り付け「これ何て言ってる?」と翻訳してもらう。
↓
当然、こちらからの返信文もすべてClaudeに英語で書いてもらう。
最初は意味が分からずに送るのが怖かったので「一応、和訳もして」と確認していましたが、途中からそれすらも面倒になり、AIが出した英文をそのままコピペして送信していました。
その時、ふと思ったのです。
「自分、ただの『コピペ係』だな」って。
相手はプロの英語サポート担当者。
こちらは、意味もろくにわからずコピペするだけの黒子。
それでも、しっかりと会話が成立し、トラブルは見事に解決してしまったんです!!
コピペ係……この場合、私の存在意義って一体……(笑)
それでも、やめなかった理由
正直に言うと、もう何回も「やめようかな」と思いました。
- そもそも論として、英語がわからない。
- エラーが出ると未だにパニックになる(大分慣れましたが)。
- 売れない。
- コピペばかりで、時々自分が何をやっているのかわからなくなる(黒子だから仕方ない)。
- こんなんで本当に稼げるようになるのか?(これは今でも思っています)。
でも、その度に思いとどまり、続けてきた理由は一つだけです。
「やめたら、その時点で止まってしまうから」
ここでやめてしまったら、英語がわかるようになるチャンスも、自分の描いた絵が海外で売れるチャンスも、すべてゼロになります。
でも、不恰好でも続けていれば、0.01%でも、0.1%でも前進している。
やめたら0%が確定してしまう。
54歳。もう失うものなんて何もありません。
「しない後悔」より「した後悔」の方が、ずっと人生の価値がある。
そう信じています。
まとめ:AIは万能じゃない。でも、いないよりずっとマシ
AIは万能じゃありません。
英語ゼロは、やっぱり圧倒的に不利です。
でも、不利なままでも、前に進むことはできます。
タグが合っているかわからなくても出品できるし、詐欺メールを詐欺だと見破れる。コピペだろうがなんだろうが、海外のサポートと会話を成立させることもできる。
私は今日も元気に、コピペで生きています(笑)
これが、私のリアルな海外副業の現実です。
次回予告
次回・AI活用術第8回は、「GeminiとCanvaでアイキャッチ画像をゼロから作る方法」をお届けします。
実は、このブログの全記事のアイキャッチ画像は、すべてこの方法で作っているんです。AIへのプロンプト(指示出し)から完成までの全手順を、包み隠さず公開します。お楽しみに!

コメント